口腔ガン
歯科医師は患者様の口内の健康を守ることが使命です。
歯の治療だけにとどまらず、口内にできる口腔ガンの検診も行っています。

こんな症状はありませんか?
次に紹介する白板症・紅板症には気を付けないといけません。異常を感じたらすぐに当院までご相談ください。
白板症
口の中の粘膜が白くなる病気です。約5%が口腔ガンになるといわれています。
紅板症
口の中の粘膜が赤くなる病気です。約60%が口腔ガンになると言われています。
口腔ガンは早期に発見すれば簡単な治療で治すことができ、後遺症もほとんど残りません。しかし初期段階では痛みもなく、痛みが来る頃には既に進行しているケースが多いので、定期的にセルフチェックと定期検診を行いましょう。
口腔ガンの主な要因
喫煙
他のガン同様一番の原因。喫煙者は口腔ガンの発生率が非喫煙者の7倍ほど高くなり、死亡率は4倍にもなっています。
飲酒
喫煙の次にくるガンの発生原因。喫煙しながらの飲酒はたばこの有害成分がアルコールに溶けて口内に作用するため、より一層リスクが高まると考えられています。
その他
口内の清掃不良、虫歯の放置、正常でないかみ合わせ。他には合わない入れ歯による慢性的な刺激なども原因となります。
生活習慣を見直してガンの原因を取り除きましょう!
副作用について
ボトックスはとても有用な治療ではありますが、医師の腕が非常に大事であり、未熟な医師が施術をすると副作用が発生してしまうこともあります。
例として表情がぎこちなくなる、ストローで飲み物を飲みにくくなるなどがあります。
しかし当院ではそのような事態が起こらないように、熟練の医師が治療を行いこれまでの治療においても一切の副作用を起こしておりません。
今後とも継続して安全・安心の治療を提供するために当院の歯科医師は日々勉強に励んでおります。
セルフチェック
口腔ガンが進行してしまうと手術をして舌やアゴの骨を切除しなければならなかったり、顔の形が変わってしまうことがあります。月に1回はご自身でチェックして早期発見に努めましょう。
セルフチェックの方法
必要な物は大きめの手鏡と指に巻くガーゼやティッシュ。下の表に書かれている順番にチェックしていきましょう。
① 明るい場所で大きめの鏡を用意しましょう。 |
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② 入れ歯は外しましょう。 |
③ 上下の唇の内側や歯肉<1>の状態を観察しましょう。 |
④ 頬を指で軽く引っ張って頬の内面<2>を観察しましょう。 |
⑤ 裏側の歯肉<3>を観察しましょう。 |
⑥ 口蓋(上あご)<4>は少し上を向き色の変化を観察。指で触れて、しこりや肥大の有無を確認しましょう。 |
⑦ 舌の表面、左右の側面、上にあげて裏側<5・6>と口腔底を観察。ガーゼやティッシュを巻いた指で舌を挟み、優しく引っ張るなどして異常がないか確認しましょう。 |
セルフチェック項目
口腔内の定期的なチェックと共に、日ごろから気を付けたいのが下記のような症状や状態です。
1つでも「ある」にチェックが入った人は、すぐに歯科医を受診しましょう。
①なかなか治らない「はれ」や「しこり」はないですか
口の中の肥大したところや触ってやや硬くなったりしているところは要注意です。
ない・ある
②粘膜が「赤く」なったり「白く」なったりしているところはないですか
粘膜が赤くなったり白くなったりしているのは「紅斑症」や「白斑症」かもしれません。どちらも前がん病変ですので要注意です。
ない・ある
③治りにくい口内炎はありませんか
2週間たっても治らないお口の中の荒れは要注意です。
ない・ある
④合わない入れ歯を無理して使っていて違和感がありませんか
がたついたり、噛むと痛みがある入れ歯を長く使っているとその刺激でがんが発生するかもしれないので要注意です。
ない・ある
⑤食べ物が飲み込みにくくなった…などはないですか
見た目には変化がなくても、舌や頬の動きが悪い、しびれや麻痺があるなどの症状があると要注意です。
ない・ある
[引用]日本歯科衛生士会 今すぐできる口腔がんセルフチェック
当院での口腔がん検診
口内の状態や症状によって治療方針は変わってきます。
成人の特に40歳以上の方は口腔ガンの検診を受けることを強くお勧めします。
口腔がん検診は保険適用対象です。お気軽に当院までお問い合わせください。