さいたま市浦和区にある歯科医院、浦和吉見歯科クリニックです。
皆さん、そもそも虫歯は何が原因でなってしまうのでしょうか?
歯みがきが下手だから?甘い物をよく食べるから?
虫歯を引き起こすのは4つの要因が大きいと考えられています。
①個人的要因
②細菌
③時間
④糖
この4つの因子すべての条件が悪く重なると虫歯になってしまうのです。
4つの要因をそれぞれ説明していきたいと思います。
「個人的要因」とは歯の質が細菌に対して抵抗力が高いかのかどうか。
また唾液の質が高いかのかどうかという事です。
2つ目の「細菌」は虫歯の原因であるミュータンス菌、ラクトバチルス菌などです。
ミュータンス菌は生後10ヶ月~31ヶ月くらいの間に保護者から感染。
強い酸を作り出し酸性の状態でも生き延び、更に酸を作り続けます。
エナメル質というツルツルした面にもくっつく事ができ一旦感染すると一生口の中から排除することができない菌です。
ラクトバチルス菌は酸素の有無に関係なく生存でき、虫歯を進行させます。
深い虫歯のある所、歯の溝、詰め物、かぶせ物があっていない所に住みツルツルの面では生活できない。
歯ブラシをしっかり行う事、ぴったりした詰め物やかぶせ物にする事でゼロに出来る菌です。
3つ目の「時間」は、歯が溶けるだけの時間の事です。
お口の中はPH6.8でほぼ中性です。
食事をとった瞬間から虫歯菌が作り出す酸によりPHが酸性に傾きます。
酸性になると何が起こるのか。歯が溶け始めます。ですが、唾液の力で酸性になったお口の中を中性に戻す力が働きます。
この力を緩衝能といいます。唾液が歯が溶け始めるギリギリのラインPH5.5までに戻すまでに約20~30分、元の中性に戻すまでに約60分かかります。
この中性に戻すまでの間にまた飲食をしてしまうと、お口の中は酸性の状態が続き歯を溶かして虫歯になるリスクを高めてしまうのです。
4つ目の「糖」は虫歯菌は糖を栄養源にして増殖し、代謝物として酸を排出します。甘い物をよく食べるか方は虫歯のリスクは高くなります。
虫歯は上記の4つの要因が大きいとされていますから、それぞれのバランスを崩す事=虫歯予防となるのです。
フッ素で歯の質を高め、歯磨きで細菌を取り除き、食事の糖質のコントロール、食事間隔や摂取時間を考える事が虫歯予防をするために重要となってくるのです。
浦和吉見歯科クリニックでは皆さんのお口の中の健康をサポートさせて頂きたく「予防歯科」にも力を入れています。
ご質問等ありましたらお気軽にスタッフまでお尋ね下さい。