白い歯とナイトガード

こんにちは。
浦和駅西口から歩いてすぐにある歯医者、浦和吉見歯科クリニックです。
歯科に携わるようになって早20年になりますが、最近になって思うことは、昔と比べて、一般の方々の歯科に対する意識が高くなったなあ、ということです。
以前よりも得られる情報が豊富になったこともあるのでしょうが、特に審美歯科に関しては明らかに違うのではないでしょうか。
ご自分の歯の色も、どの年代でも全体的に平均して、以前よりもワントーン白くなっているように思います。
思えばひと昔ふた昔前は、前歯に金色のかぶせ物の歯を入れて、笑うとそれがキラキラ光るのがステータス!なんて時代もあったものです。
しかし、今は「歯は白く美しく!」が主流の時代。
その白さの捉え方に対しても少しずつ意識が変わってきていて、ちょっと前だと「とにかく白く!紙のように白く!」「ハリウッドの俳優さんのように白く!」という要望だったのが、ここ数年で「あまり白すぎず、あくまでも自然な白さで」というように変わってきています。
一口に白いかぶせ物の歯といっても、現在の歯科材料にはさまざまな種類があります。
プラスチックが主体の物から、セラミック、プラスチックとセラミックのハイブリッドからジルコニアまで。
特徴はそれぞれで、長所も短所もありますが、「自然な白い歯」ということに関しては、やはりセラミックが一番ではないでしょうか。
セラミックはいわゆる陶材のことで、私たちの身近な物では、湯呑やお茶碗などの焼き物といった方が分かりやすいかと思います。
セラミックの組成は、歯科材料の中では一番天然の歯に近いと言われています。
そのため、光の屈折率が似ているので、自然で透明感のある白さに仕上がりのです。
審美歯科には欠かせない材料ですね。
しかし、陶材の性質は、欠点として「衝撃に弱い」ということがあげられます。
例えば、プラスチックのコップと陶材のコップを同じ高さから落とした場合、プラスチックは無事でも陶材のコップは割れたり欠けたりしてしまいますよね。
人間のお口の中というのは、実は意外と過酷な環境で、その温度差はアイスなどを食べる時のー5℃くらいから、熱々のスープを飲むときの100℃超えまで!
さらには、このストレスの多い現代社会、歯ぎしりや食いしばりなんて事も日常茶飯事。
その歯にかかる負荷は、約200~300㎏以上!と言われています。
そんな過酷な環境の中では、せっかく白い綺麗な歯を入れたのに、割れたり欠けたり…。なんてことになってしまっては残念。
浦和吉見歯科クリニックでは、それを防ぐために、歯科補綴物を入れた方には、プラスチック素材のナイトガードという、歯を保護するためのマウスピースを作る事をお勧めしています。
お口の中に入れた補綴物が、取れたり欠けたりする大きな要因の一つとして、眠っている間の歯ぎしりや食いしばりがあります。
眠っている間の無意識の行動は、自分でも防ぎようが無いですものね。
そこでこのナイトガードを入れると、万一歯ぎしりや食いしばりをしていたとしても、ナイトガードの方が代わりに削れてくれるので、ご自分の歯や補綴物が守られるのです。
「せっかくセラミックの歯を入れても、すぐに壊れちゃうんじゃ…。」と迷っている皆さん、お気軽にご相談くださいね!

 

浦和吉見歯科スタッフ